数理統計学メモ
はじめまして
先日、東京大学出版会から出版されている「統計学入門」を読み終わり、統計学にどハマりしました。この記事では、裳華房から出版されている「数理統計学」を読んで学んだことをメモしていきます。目指せ、統計マスター!
2章 確率変数と確率分布
第一章及び第二章三節までは、基本的な部分なので割愛します。
2.4 分布関数の変換
確率変数のの関数として、とすれば、その平均はラプラス変換 である。
しかし、統計学では で定義される関数:
を使い、これを積率母関数と呼ぶ。
積率母関数の以下の性質により、任意次数のモーメントを求めることができる。
積率母関数の対数 をキュミラント母関数といい、次のことが成り立つ:
次に, とすれば、その平均はフーリエ変換である:
これを特性関数という。
が成り立つ。
非負整数値をとる算術分布に対して, の平均は
となり、これを の確率母関数という
冪級数展開して係数を比較すると,
ここで,
より、確率母関数から階乗モーメントを求めることができる。
が成り立つ。
定理2.1 (1)[一致性] 分布関数 , それぞれの特性関数 に対して以下が成り立つ:
(2)[連続性] 分布関数の列 , それに対する特性関数の列 に対して以下が成り立つ:
ハオで晩飯食べてきた! ニイハオ!